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世代で違うファッションの捉え方

世代

世代とは“ひとつの異なる”文化です。

違う世代同士は受け取る感覚が全く異なる場合が多く、
例え同じ民族であっても真に理解し合うことは容易ではありません。

それは生まれてから過ごして来た環境に起因します。
当然、同じ家族であっても世代の違いによる意見の相違が生まれます。

ファッション(服装)は目に見えるものだけにその差が認識されやすいのが特徴です。
家族だけに意見を言い易いのも事実です。

基本的に人間は他者を認めるより否定することが多い生き物。
家族なら尚のこと、遠慮のない意見が飛び交います。

とは言え、
全ての意見を遮断してしまうことは、あなた自身にとっても得策ではありません。

なぜならその意見は間違いなくあなたに向けられるものであり、
それが及ぼす影響は少なくないからです。

意見を踏まえた上で、自分がどうあるべきかを判断することが大切だということを知っておきましょう。

世代の違いでみるファッション観

世代と言えば、まず代表的なのは“団塊の世代”でしょうか。

1947年~1949年、日本の第一次ベビーブームに誕生した世代です。

戦後の日本復興に多大な貢献をした世代でもあります。

その後、1965年 ~ 1969年生まれはバブル世代。
さらに1971年 ~ 1974年は団塊ジュニア世代。
1987年 ~ 2004年がゆとり世代。
1980年 ~ 1995年はミレニアル世代
そして1996年 ~ 2015年のZ世代へと続きます。

それぞれに時代背景があり特色がありますが、
多くはその経済的なバックボーンから消費行動に差が生じています。
消費の低迷を目の当たりにした世代は衝動買いや無駄な消費を好みません。

例えば、
バブル世代は“ワンレン・ボデコン”と言われる様に、
身体にぴったりとしたボディコンシャスなスタイルとロングヘアが流行しましたが、
その後の世代ではもっとカジュアルな傾向が強まり、
ひとりひとりが思いのまま肩を張らずにファッションを楽しみ始めてきました。

インターネットの誕生でIT業界が盛んになり、
Appleのスティーブ・ジョブズやFacebookのマーク・ザッカーバーグたちが
デニムスタイルを好んだことから、
オフィスシーンでもカジュアル色がより広がりを見せたのです。

“仕事着は戦闘服”という考え方が大きく変化したとも言えます。
ビジネスとプライベートの境目は限りなく曖昧になり、
どの様なシーンでも自分が好むスタイルを選べる様になったということでしょう。

オンラインでの消費が盛んになり始めたのも、この頃です。
そしてユニクロやZARA、H&Mといった“ファストファッション”が流行を作るまでになり、
ファッションの世界は色々な意味でフリーになったと言えます。

画一的なファッションに囚われることなく、自由にテイストを選択できる時代。
そんな中で本当に求められるものは何だと思われますか?

街中を見渡せば、様々なスタイルがあふれています。
ブランドや“流行”の枠を超え、“好きなファッション”を自由に選べる時代だと言えます。

流行がない時代に“軸”を作る難しさ

物事には必ずメリットとデメリットがあります。
“流行がない”というこの時代にもそれは同じこと。

何かに乗っかっていれば良かった時代とは違い、
自分自身が選択する必要があります。その時に何を軸にするのか、
それこそが一番の問題でしょう。

“軸”を決めるということは、一見難しい様に思えます。
けれど自分自身を知る人ほど、それは難しい作業ではなくなります。
目的地を決めずに車を走らせたのでは選択肢が増えるばかり。
しっかりと行き先が定まれば、そこへの道のりは容易くなるはずです。

「何でも良い」ではなく「これが良い」と思える自分であること。
あなた自身が思い描く通りのファッションを身につけることが大切
ということを是非、知ってください。

オーソドックスな形であっても、色や素材で全く異なる表現になります。
様々なものが在る時代だからこそ、選りすぐりのものを選んで頂きたいと思います。

参考

NEO MARKETING INC.
https://neo-m.jp/investigation/3141/

Diamond Online
https://diamond.jp/articles/-/196486