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”自分に似合う”を定義する

毎日着る洋服に悩む、という人は少なくありません。
朝起きて短い時間にコーディネートを一から考えるのは無理というもの。
自分の中にひとつの基準をもちましょう。
どういう服があなたを際立たせるのか、それを知ることが必要です。

さて似合うファッションは何か。
それを考える前に知っておいて頂きたいことがあります。

“似合う”と“合う”の違い。

日頃、何気なく服を選んではいませんか?
「おしゃれな人」と評される人には共通点があります。

自分を知っていること。
どんな服が似合うのか、またどんなシーンで合うのか。
すべてを掌握している人が「あの人、素敵」と評されるのだと思います。

まずファッションにはカテゴリー、つまりジャンルが存在します。
具体的に言うとフォーマル、ビジネス、デイリー、と言ったところでしょうか。

そしてその中で、さらに“テイスト”によって色付けられるわけです。
“コンサバ”“きれいめ”“モード”“トラディショナル”そして“カジュアル”。
それぞれのジャンルの中で好みのテイストとの組み合わせを考えること。
それが“その人らしさ”を決定付けていると言えます。

“人は見た目がすべて”は正しい?

さてここでひとつ質問です。
“人は見た目が9割”という言葉を聞かれたことはありますか?
2005年に竹内一郎氏が“非言語コミュニケーション”について書いた本のタイトルです。
決して「容姿が全て」と言っているわけではありません。
円滑なコミュニケーションにおける“服装”“姿勢”“身だしなみ”が印象にどういった影響を与えるかを示しています。

こうした考えは日本に限ったことではありません。
“メラビアンの法則”をご存知ですか?
「え、何?それ」
初めて聞かれた方も居られるかもしれません。

こちらはアメリカの心理学者・アルバート・メラビアン氏による提唱です。
彼が発表した論文Silent messages(1971)の中でコミュニケーションついて下記の様な見解を示されました。

Visual(視覚)55%・Vocal(聴覚)38%・Verbal(言語)7%

多少、乱暴かもしれませんが簡潔に言ってしまうと
「初対面での印象」は「出会って数秒後に9割、言語以外の要因で決まる」というものです。

この2つはどちらも概ね同じ様な意味を持っています。

人との初対面に於ける印象はその後の関係性に大きく影響を与えるもの。
それだけにできるだけ、良い印象を与えたいと誰しも思うはず。
そのために一番、有効な方法のひとつが“見た目”を整えましょうということです。

もちろん中身も大切。
けれどわざわざ“見た目”で損をする必要はありませんよね?

少しの工夫で“好ましい”見た目を作ることができるとしたら、
その方法を知っておくべきではないでしょうか。

自分を表現するということ

ファッションは“自己表現”とよく言われます。
「確かにその通り」と思われている方も多いはず。
けれど肝心のターゲットへの意識が希薄であることは否めません。

“誰”に向けての表現なのかを考えていただきたいのです。

自分ではない他者に“何”を伝えたいのか、がファッションの根本にあるといえます。

最初に触れたファッションの分類はひとつの雛形にすぎません。
会社にはスーツ、ピクニックにはTシャツとパンツ。
TPOを意識してふさわしい用途で選ぶことは必要です。

このTPO という言葉、実は和製英語だということご存知ですか?
Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)
大阪のアパレル・メーカーVANブランドの創始者である石津謙介氏が提唱しました。

“自分に似合う”テイスト選びこそ“自分らしさ”を表現する上で一番大切です。

「いつ、どこで、どのように」自分を見せたいのかを考えてみましょう。
答えはすべて、あなた自身の中にあるはず。

“あなた”を表現する“ファッション”が必ず見つかります。